SCOOVO X9の最小積層ピッチは50μmと工業用3Dプリンタ並みで、FDM方式のパーソナル3Dプリンタでは、実質世界最高クラスだとしている。最大造形サイズは、幅200×奥行170×高さ230mmで、同社が昨年7月に発表した「SCOOVO C170」と比べて、容積でおよそ2倍になった。

押出機はフィラメントフィーダと分離して小型軽量化し、反復稼働時に生じるヘッドのオーバーランを抑える。押出機のノズルの左右には2つのファンとヒートシンクを装備して、ノズル内部の熱上昇によるフィラメントの詰まりを抑制するとともに、ファンによって出力オブジェクトを冷却する。SCOOVO C170の出力材料はPLAのみだったが、SCOOVO X9はABSにも対応した。

日本語ソフトウェア「SCOOVO Studio」（Windows XP／Vista／7／8／8.1対応）と日本語マニュアル、1年間の無償保証が付属する。 

希望小売価格は、本体が21万円（税抜）、アクリルセーフティパネル3点セットが1万2200円（税抜）、純正PLAフィラメント（1kg）が4743円（税抜）、純正ABSフィラメント（1kg）が4743円（税抜）。