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光造形方式3Dプリンタ「Titan1」、まもなく資金調達開始

FDM方式の3Dプリンタに比べ、一般的に高速・高精細な造形ができる光造形方式3Dプリンタだが、価格が高いことがネックだった。だが米国カリフォルニア州にあるKudo3Dが開発した「Titan1」は、性能や機能を犠牲にせず手ごろな価格を実現して、まもなくクラウドファンディングサイトを通じて予約販売を開始する模様だ。

Kudo3Dは、高速・高解像度を実現するために、特許出願中である受動自己剥離技術(PSP)をTitan1に採用した。PSPでは硬化層の分離を最小限に抑えるため、柔軟性の高い樹脂容器を扱うという。また信頼性向上のために、光の制御には米テキサス・インスツルメンツのDLP技術を用いている。DLPはビデオプロジェクターなどに使われる技術で、非常に高い精度で細かな光の制御が可能だ。

Titan1の外形サイズは400×300×850mm、最大造形サイズは192×108×243mm、平面(XY方向)での最高解像度は37µm、最小積層ピッチは1μmであるとしている。光硬化樹脂は、400nmの光に反応する全ての樹脂が利用できる。印刷を一時停止して印刷途中で別の色の樹脂を置き換えることもできるという。 

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