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PCなし、CADなしで使える教育機関向け3Dプリンタ「Printeer」

デジタル世代を担う幼児から高校生までの子どもたちが、より簡単に3Dプリント技術に触れ合えるよう設計された「Printeer」は30秒で使い方が学べるというから驚きだ。

Kickstarterで先日資金調達を開始したPrinteerは、ほかの3Dプリンタと異なりそれを使うためにCADなどの専門的なソフトウェア、高度な技術は必要ない。Printeerはデザインと3Dプリントの中間工程を省き、iPadアプリを使って指先で描いた形がそのまま3Dプリントされるのだ。複雑なソフトウェアや面倒なコンフィギュレーションなしで、プリントボタンを押し、あとは見ているだけですむという。

フィラメントには毒性がなくABSよりも粒子の細かいPLAを使用する。またケースは加熱部や可動部に触れることがないようデザインされている。クリアケースのため子どもたちはモーターやベルトといった複雑な機械部品が動く様子を見ることができる。

Printeerはすでにカリフォルニアの学校と連携しており、他にも子どもを持つ家庭やサマーキャンプのようなプログラムにも積極的に導入したいと考えている。 

記事執筆時点では目標資金額5万ドル(約510万円)のうち約2万3000ドルが集まっている。549ドル(約5万6000円)出資すれば、Printeer本体と専用のiPad用ソフトウェア、1スプールのフィラメントのセットが手に入る。日本への送料は別途必要。出荷は2014年10月以降となる予定だ。

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