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無重力環境でカクテルを飲むための3Dプリントグラス

宇宙ステーションや宇宙船のような無重力環境でも地球と同じようにマティーニを飲めるよう設計されたグラスは、きっと来るべき宇宙旅行時代に私たちの楽しみを増やしてくれることだろう。

宇宙空間など、無重力/低重力環境下で口の開いた入れ物から液体を飲むことは非常に難しい。なぜなら液体が入れ物の中に留まらず浮いて離れていってしまうからだ。しかしそれを可能にするべく、Cosmic Lifestyle Corporationは特別にデザインしたカクテルグラスを、3Dプリンタを使って作った。

「Zero Gravity Cocktail Project」として作製されたマティーニグラスは毛細管現象を利用しており、グラスに液体を保持するためにまるで球根と茎のような構造を取っている。グラスの端から中の液体を飲みはじめると、毛細管現象によって液体が口に運ばれてくるよう設計されている。

Cosmic Lifestyle Corporationの創設者であるサムエル・コニグリオ氏は、Zero Gravity Cocktail Projectは宇宙旅行のビジョンと現実の橋渡しとなる試みであり、多くの人々に楽しい製品をアピールすることで、宇宙旅行は抽象的な概念でなく、人々が地球でより良く暮らすための足がかりであること、そしてそれは地球だけにはとどまらないはずだと述べている。 

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