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3D Systems、3Dプリンタがついに射出成形の生産性を超えたと発表

3D Systemsは、同社の産業用3Dプリンタが、部品製造において射出成形装置による生産性を上回ったと発表した。これまで業界では、3Dプリンタではその生産速度において、射出成形装置を上回ることはできないというのが一般的な見方だった。

3D Systemsはサウスカロライナに拠点を置く3Dプリンタメーカーだ。同社の発表によれば2013年、3Dプリンタ(動画を見る限り光造形方式のプリンタのようだ)を用いて単一のバッチでプラスチック製のミニランプシェードを3000個、1個あたりの製造時間は約1分でプリントすることに成功したという。そして今回、同様の部品の出力において、約20時間で2400個プリントした。これは1個あたり約30秒、昨年の約2倍の速度で製造した計算になる。

「3Dプリンタでは、射出成形装置による生産速度を超えることができないという神話に挑戦し、文字通り金型を打ち破ったのです」と3D Systemsのチーフマーケティングオフィサーのキャシー・ルイス氏はリリースの中で述べた。「これは始まりに過ぎません。私たちはこれまでの製造工程上の制約を破り、数カ月をかかっていた製品を数時間で作ってしまうような、さらなるアプリケーションに取り組んでいます」とも述べている。 

“Breaking the Speed Barrier”と名付けられた動画。

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