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市販DLPプロジェクタ利用の低価格3Dプリンタが登場

ホビーユーザーや教育機関向けに開発された光造形方式3Dプリンタ「Sedgwick」がKickstarterに登場した。市販のDLPプロジェクタをそのまま組み込むという方法で低価格を実現している。

Sedgwickは、パソコンに接続したDLPプロジェクタからの光を容器に満たした光硬化樹脂に当て、容器を少しずつ下げていくことでオブジェクトを形成する。いまのところDLPプロジェクタ「Acer X1240」をサポートしているが、今後はもっと対応機種を拡大する計画だという。

最小積層ピッチは100μmとFDM方式の上位機種と同程度。造形サイズは光硬化樹脂を入れる容器の大きさに依存するが、キットに付属する小型サイズで76.8×76.8×50mm、同じく中型で76.8×76.8×127mm、オプションとして提供する大型で102.4×76.8×127mmとなっている。樹脂は光造形式3Dプリンタに用いられる任意の樹脂を使うことができるという。造形スピードは、積層レイヤー(100μm)あたり10~15秒ほど。20分ほどで高さ30mmのオブジェクトが出力できる。

記事執筆時点で目標資金額3万5000ドル(約357万円)のうち、約9000ドル(約92万円)以上の資金が集まっている。プリンタ組み立てキット(DLPプロジェクタ別)は399ドル(約4万円)、プロジェクタ込みなら904ドル(約9万2000円)だ。日本への送料はそれぞれ84ドル、110ドル必要。 

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