Blacksmith Genesisを開発したのはシンガポールの3DプリンタメーカーBlacksmith。最大造形サイズは直径230mm×高さ160mmで、これはプリンタ本体のサイズと比較すると57%と大きい割合を占め、造形サイズの割に非常に省スペースなプリンタとなっている。この小型化を可能にしたのは、多くの3DプリンタのようにX軸Y軸Z軸にプリントヘッドを移動させるのではなく、プリントベッドをレコードのターンテーブルのように回転させ、回転中心から外周に向かってプリントヘッドが移動するという斬新な仕組みによるものだ。これによって3Dスキャン機能を最小限のスペースで統合した。

Blacksmith Genesisにはプリントの状態を写すカメラが内蔵されているため、スマートフォンやタブレットを使ってインターネット経由でプリントの経過をモニターできる。 

Blacksmith Genesisの価格は、Indiegogoの早期割引で1200ドルだが、すでに売り切れており、記事執筆時点では1395ドル（約14万3000円）からのパックが入手可能だ。資金調達後の市販予定価格は2200ドル、日本への追加送料は無料となっている。販売されているパックには、Blacksmith Genesis本体とソフトウェア、フィラメントが１巻き付属する。