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安価で高性能なデルタ型3Dプリンタ「OverLord」が目標資金達成

上海に本拠を持つDreamMakerが開発したデルタ型3Dプリンタ「OverLord」は日本円で約6万5000円からと安価な上、プリントを中断してフィラメントを交換することでマルチカラーでのプリントができるなど機能も充実しており、Kickstarterでプロジェクト開始早々に目標資金額を達成した。

iPadのアプリは直感的なUIを持ち、ワイヤレスでプリント関連のすべての操作ができる。状況のチェックも可能で、クラウドサービス上で3Dモデルの共有もできる。

またプリント時に任意のタイミングでプリントを中断、再開できるので、中断した際にフィラメントを交換することでマルチカラーでのプリントが可能になる。プリント中に停電などが起きても、通電後に再開すれば正常にプリントを続けられるとしている。

ユーザーが使いやすいよう、初めてプリンタを起動した後、5分程度でセットアップが自動で完了するようになっている。またオートレベリング機能、自動キャリブレーション機能も付いている。本体は7つの色が用意されていて外見もスタイリッシュだ。

造型サイズの異なる2種類のタイプがあり、「OverLord」は299ポンド(早期割引:約5万5000円)、よりサイズの大きい「OverLord Pro」は499ポンド(約9万2000円)の2タイプ。解像度はともに100μmとFFF(熱溶融積層)方式としては平均的。OverLordの最大造型サイズは直径150×高さ160mm、プリントベッドはアクリル製で使用できる素材はPLAのみ。一方OverLord Proは最大造形サイズ直径170×高さ260mm、ヒーテッドプリントベッドを備え、使用できる素材はPLAとABS。

記事執筆時点で目標資金額1万ポンドを大きく超える3万5000ポンド(約650万円)の資金が集まっている。出荷は2015年3月以降の予定。日本への送料は別途必要。 

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