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ロシアで開催の小中高校生国際ロボコン、奈良教育大付属中が金メダル

小学生から高校生までを対象にした自律型ロボットの国際競技大会「World Robot Olympiad(WRO)」が、11月22、23日にロシアのソチで開かれ、奈良教育大学附属中学校の「Astro Boys」が中学生部門で金メダルに輝いた。

今回で11回目となるWRO2014には、45の国と地域から選抜された約400チームが参加した。WROは毎回設定されたテーマ(今回はROBOTS AND SPACE)に沿ってロボット作品を発表するもので、ロボットデザインやプログラミングにより競う。競技は、大会指定のロボットキット「教育用レゴ マインドストーム」を使ってプログラミングして規定の課題に挑戦する「レギュラーカテゴリー」、テーマに沿ったロボットを自由に作成する「オープンカテゴリー」などがある。

オープンカテゴリー中学生部門で優勝したAstro Boys。(写真提供:NPO法人WRO Japan) オープンカテゴリー中学生部門で優勝したAstro Boys。(写真提供:NPO法人WRO Japan)

日本は、全国34カ所で開催された予選会に1108チームが参加、予選会を経て9月21日に行われた決勝大会を勝ち抜いた15チームがWRO2014に出場した。奈良教育大付属中のAstro Boysは、オープンカテゴリーの中学生部門にエントリーした。月面の凹凸を読み取って3Dで再現し安全に作業ができるようにする装置を設計し、アイデアの面白さと創造性、再現性の技術力が高く評価され1位(金メダル)になった。

このほか、レギュラーカテゴリー小学生部門で春日井市立北城小学校と豊田市立衣丘小学校の「チームWIN」が6位、富山市立堀川小学校と砺波市立砺波南部小学校、高岡市立木津小学校の「剱1号」が7位。オープンカテゴリー小学生部門で立命館小学校の「Ritsumeikan+R MYS」が7位。オープンカテゴリー高校生部門で栃木県立宇都宮工業高等学校の「EXCELSIOR」が6位に入賞した。

WROは、2015年大会がカタールのドーハ、2016年大会はインドのニューデリーでの開催が決まっている。 

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