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199ドルと格安の3Dプリンタキットプロジェクトが登場

以前、大型造型ができる299ドルの3Dプリンタプロジェクトを取り上げたCobbledbotが株式会社化し、さらに低価格の3Dプリンタ「Cobblebot 3D Little Monster Printer」のプロジェクトを開始した。

Cobblebot 3D Little Monster Printerは、最大造型サイズは152×152×152mmと前回のプロジェクト(381×381×381mm)より小さいが、アップグレードにより254×254×254mmまで拡張が可能な上、価格が199ドルと一層安くなっている。

しかし低価格といってもこれまでの技術と経験を生かして、プリント速度は最高で毎秒60mm、最小積層ピッチは100μmと他の3Dプリンタに引けを取らない。使用可能な素材はASB、PLAフィラメントで、押出器をアップグレードすればナイロン、ポリカーボネート、LayWood、PVA、HDPEなども使用できる。プリントベッドを加温する事もオプションで可能だ。 

キットになっているが組み立ては容易で、1時間ほどで組み立てられる。写真付き組み立てマニュアルだけでなく、ビデオガイドも用意している。ただし、電源ユニットは輸送中に破損しやすいということで別に購入しなくてはならないが、12V/30Aの一般的な仕様のため入手は難しくない(米Amazonなどでは24ドル程度で購入できる)。

前回のプロジェクトは、目標の10万ドルに対して4倍近い37万4000ドル(約4380万円)を集める成功となり、Cobbledbotは株式会社化して、2015年にはCNCミル、レーザーカッター、3Dスキャナなどをリリースする予定だという。また3Dプリンタのためのフィラメントの新しい製造ラインも用意しているとのことだ。

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