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ラズパイマイコンでバナナを入力デバイスに——27点入力静電容量方式タッチセンサーボード「SPOKE」

27点の入力が可能な静電容量方式タッチセンサーボード「SPOKE」がKickstarterに登場し、目標金額の調達に成功している。

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SPOKEは、コンパクトな円形フォームファクターの周囲に、27点の入力ピンを備えたタッチセンサーボードだ。RP2040マイコン、各ピン対応のNeoPixel RGB LED、入出力デバイス接続用I2Cコネクター、リセットボタンを搭載し、CircuitPythonのtouchioライブラリを使って動作する。

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金属や導電性インク、フルーツ、野菜など、電気を通す物体とピンをワニ口クリップケーブルでつなげることでセンサーとして利用できる。さまざまな物体を使った実験を通じて電気や導体について学んだり、コードを編集してボードの動作をカスタマイズしたりするなど、学習者向けの教材に適している。

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タッチ操作でほぼすべてのコンピューター入力が可能だとし、タイピングやマウス操作のほか、明るさや音量の調整、メディアの再生、ゲーム操作などに利用できる。また、USB MIDI接続に対応し、オーディオ/ビジュアルソフト「PureData」「MAX」「Resolume」「TouchDesigner」「Processing」 を使ったインタラクティブなアートワークを制作したり、I2Cデバイスを追加してオリジナルの演奏ツールをデザインしたりできる。

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SPOKEは予定小売価格40ポンド(約7600円)のところ、今なら35ポンド(約6700円)で入手できる。2025年6月の出荷を予定しており、日本への送料は25ポンド(約4800円)だ。2025年3月14日までクラウドファンディングを実施し、3月7日時点で4000ポンド(約77万円)の目標額を上回る約1万ポンド(約191万円)を集めている。

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