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手軽で安価なIoT開発プラットフォーム「Esquilo」

米国テキサス州オースチンに拠点を持つEsquiloが開発した「Esquilo」は、IoT(Internet of Things)機器が手軽に開発できるプラットフォームだ。手のひらに載るサイズの基板に、Wi-Fi機能をはじめ、リアルタイムOSやデバッガ、Webベースの開発環境などネットワーク関連のソフトウェア類はすべて組み込まれている。価格も日本円で約5900円からと手頃だ。

EsquiloのコントローラはArduino互換ではないが、Arduinoシールドが利用できるコネクタを持ち、Arduinoのエミュレーションをするライブラリもあるので、Arduino用のスケッチのポーティングも容易にできる。類似のIoTプラットフォームのプロジェクトと比べても、しっかり作り込まれたハードウェアとの印象を受ける。また、プラットフォームの中には特定のクラウドサービスを使わなければアクセスできない仕様のものもあるが、Esquiloはセキュアなクラウドサービスを使ったアクセスをサポートするだけでなく、クラウドを介さず直接アクセスすることもできるのが特徴だ。

Esquiloは6月10日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点で、目標額の1万ドル(約120万円)は達成済みで、1万2000ドル(約142万円)以上の資金を集めている。記事執筆時点では、39ドルの早期割引分は売り切れで、49ドル(約5900円)でEsquiloを1個入手できる(専用ソフトインストール済み)。日本への発送も可能で、納期は2015年の6月の予定だ。

※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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