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3Dプリントパーツを使った、超高速ゴキブリ型ロボット「VelociRoACH」

米カリフォルニア州立大学バークレー校の研究者らが、3Dプリントされた部品を使用して、高速走行するゴキブリ型ロボット「X2-VelociRoACH」を開発した。この研究は今月、IEEE の International Conference on Robotics and Automation(ICRA)で発表された。

全力走行中のX2-VelociRoACHをハイスピードカメラで撮影した画像。 全力走行中のX2-VelociRoACHをハイスピードカメラで撮影した画像。

X2-VelociRoACHは重さわずか54gで全長10.4cmと小さいが、1秒間にその47倍の距離=4.9メートルを進む(本物のゴキブリの速さは秒速1.5メートルという)。ここで注目すべきは、高速化には3Dプリンタの活用が大きく貢献したという点だ。脚はモーターに直接連結された構造となっているため、走行速度はその回転数に依存する一方で、回転数が上がりすぎると走行中に分解してしまうという悩みがあった。そこで、クランクにつながるベアリングに、3Dプリンタで出力したプラスチックパーツを使用したところ、ロボットの構造が堅牢なものになったという。

1つのモーターで6つの脚を動かしている。 1つのモーターで6つの脚を動かしている。

現状では、X2-VelociRoACHに必要なパーツすべてが3Dプリンタで対応できるわけではなく、ドライブシャフト等の特に強度が必要とされる部分についてはカーボンファイバー製のものを使用しているという。今後3Dプリンタのロボット分野での活躍がますます期待できそうだ。

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