動作時50％、待機時90％の消費電力を削減のマイコンボード 「Lazurite Basic 」
2015/06/26 17:00
ロームグループのラピスセミコンダクタが、低消費電力で電池駆動の電子工作向きのArduino互換マイコンボード「Lazurite Basic」を開発したと発表した。2015年6月25日からアールエスコンポーネンツ、チップワンストップ、コアスタッフの3社が販売開始している。
「Lazurite」は、誰でも簡単に電子工作やIoTのプロトタイプが作れるようにラピスセミコンダクタが企画・開発したリファレンスデザインシリーズ。マイコンボード、周辺モジュール、開発環境などが含まれている。
今回発売されたLazurite Basicは、16bitローパワーマイコン「ML620Q504」を搭載。動作時の消費電力をArduino比で50％減の10mA、待機時の消費電力を同90％減の2mAとしたことで、電池駆動の電子工作でも長時間駆動が可能になるという。
さらにArduinoと高い互換性を備え、Arduino Uno用に設計された拡張ボード（シールド）との接続も可能。ソフトウェアも簡単にArduinoから移植できるという。
チップワンストップのサイト上での販売価格は5600円から。電子工作に必要な各種ドキュメントや回路図、基板レイアウト、ソフトウェア開発環境などはLazurite専用サイトからダウンロード提供されている。
