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Arduinoをアマチュア無線トランシーバーにするシールド「HamShield」

Kickstarterに登場した「HamShield」は、アマチュア無線の周波数を使ってトランシーバーのように通話ができる機能をArduinoに追加するシールドだ。開発しているのは米ワシントン州のシアトル在住のCasey Halverson氏が率いる3人のチームだ。

Arduinoがアマチュア無線周波数帯で通信できるようになるため、トランシーバー以外の用途も多く考えられるという。PCでのデータ通信はもちろん、パケットラジオやリモコンロボットなどがすぐに楽しめるスケッチ(Arduinoプログラム)も用意している。ハードウェアもソフトウェアもオープンソースなので、自由にカスタマイズしてプロフェッショナル向けにも対応できるとしている。

HamShieldが使用する周波数帯、136~170MHz(VHF)/200~260MHz(UHF)/400~520MHz(UHF)は、アメリカでアマチュア無線用に解放されている周波数帯であり、日本でアマチュア無線に許可されている周波数帯と重なる部分は残念ながらごく一部なので注意が必要だ。また、使用するにはアマチュア無線技士の資格が必要だ。

HamShieldは7月30日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点で、目標額の2万5000ドル(約308万円)は早々に達成して、3万7000ドル(455万円)超を集めている。記事執筆時点で、120ドル(約1万5000円)の出資でアンテナと電源(AC120~240V、50/60Hz、プラグは米国国内仕様)を含むフルセットが手に入る。日本への発送は可能だが、送料は要問い合わせ。納期は2015年の10月の予定だ。 

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