XYZプリンティングジャパン、「ダヴィンチ」専用ソフトを機能強化
2015/08/04 17:15
XYZプリンティングジャパンは、FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタ「ダヴィンチ」および「ダヴィンチJr.」シリーズ専用ソフトウェア「XYZware」、「XYZscan」の機能を強化した新バージョンの提供を開始した。また、「ダヴィンチ」と「ダヴィンチJr.」シリーズのWindows 10対応も発表した。
XYZware(2.1.1.2)では、新しいユーザーインターフェースになり、機能や操作方法を分かりやすくしたほか、3Dデータのロード時やスライス時の使用メモリ量を低減した。サポート材自動追加のしきい値を立ち上がり角度45度以下に変更し、サポート材の除去作業を減らし、出力物の立ち上がりを向上した。STLファイル変換時のスライサーを刷新して、さまざまな形を適切に検出するとともにスライス時間を最大で80%短縮した。利用可能な3Dプリンタはダヴィンチ 1.0/1.0A/1.0 AiO/2.0 Duo/2.0A Duo、およびダヴィンチJr.1.0。
XYZscan(1.4.11)では、一度対象物をスキャンした後で対象物の角度を変えて再度スキャンし、2つのスキャン結果を統合するマルチスキャン機能を追加し、スキャンデータの品質を向上した。また、公開予定のバージョン2.0では、ユーザーインターフェースを機能や操作方法が分かりやすいものに変更するという。利用可能な3DプリンタはダヴィンチJr.1.0。
またXYZプリンティングジャパンは、ダヴィンチ/ダヴィンチJr.シリーズのWindows 10対応を発表した。Windows 10のコントロールパネルの「デバイスとプリンター」にダヴィンチシリーズの3Dプリンタードライバが自動的にインストールされるようになった。また、マイクロソフトの3Dモデリングソフトウェア「3D Builder」で作成した3Dデータをダヴィンチ/ダヴィンチJr.シリーズで直接プリントできるようになった。