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コーヒーカップの造型にぴったり——コーヒーの抽出かすを配合したフィラメント

米フィラメントメーカーの3DOMは、コーヒーの抽出かすを配合したPLAフィラメント「Wound Up」を発売した。FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタで一般的なPLAフィラメントと同様に造型でき、コーヒーの色のみならず、挽いたコーヒーの質感まで再現できるという。

コーヒーは世界中で消費され、コーヒーの抽出かすも大量に排出されており、それを原料としてPLA(ポリ乳酸)と混ぜて作成されたWound Upは廃棄物の再利用という点でも、生分解性の点でも環境に優しいフィラメントと言える。3DOMでは「Wound Upで造型したカップは本物の“コーヒーカップ”だ」とコメントしている。

Wound Upは、バイオ複合素材メーカー c2renewとの共同開発により製品化されたもので、今後さまざまなフィラメントを追加リリースする計画だ。1.75mm径と2.85mm径の2種類があり、価格は49ドル(約5800円)。

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