Intel Edisonを使ったFFF方式3Dプリンタ「mostfun Pro」、多機能と手ごろな価格で人気
2015/08/27 18:00
Kickstarterで資金調達を開始した「mostfun Pro」は、デスクトップサイズのFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンタだ。Wi-Fiやライブカメラ、オートレベリングなど便利な機能を備えながら800ドル(約7万2000円)ほどという手頃な価格で注目を集め、目標額5万カナダドル(約450万円)を早々に達成している。
mostfun Proには制御ボードとして、米Intelが開発した汎用コンピューティングプラットフォーム「Edison」を搭載しており、Intelと協力してユーザーの使いやすさを追求したという。ドライバなどのインストールは不要で、接続するだけで簡単に3Dプリントできる。ユーザーインタフェースにはHTML/JavaScript/CSSを使用しており、タブレットやスマートフォンからもWi-Fi経由で接続してWebブラウザで操作可能だ。
本体外形サイズは、330×330×380mm、重さは8.8kg。机の上に設置してもそれほど邪魔にならないコンパクトさもウリのひとつだ。最大造型サイズは200×180×160mm、最小積層ピッチは50μm。使えるフィラメント素材はPLA、ABS、TPU、ナイロン、HIPS、WAXと幅広い。ヒートベッドも備える。SDカードスロットに挿したSDカードのデータをPCなしで直接プリントすることもできる。
mostfun Proは9月26日までKickstarterでクラウドファンディング中。記事執筆時点では、799カナダドル(約7万2000円)でmostfun Proが1台入手できる(1.75mm径のPLAフィラメント1kgが付属する)。日本への発送も可能だが、送料が別途必要。納期は2016年の2月の予定だ。