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学研エデュケーショナルとアーテック、小中学生を対象としたロボットプログラミング講座を開発

学研エデュケーショナルとアーテックは共同で、小中学生を対象としたロボットプログラミング講座「もののしくみ研究室」を開発した。身近な題材を取り上げて親近感をもたせるという新しいコンセプトの、STEM型ロボットプログラミング講座だ。

従来のロボットプログラミング講座の多くがロボコンなどの課題解決をテーマにしているのに対して、もののしくみ研究室は「身近なもののしくみ」を、構造、プログラム双方から研究した。信号機、踏切、自動ドアなど身近な題材を使って具体的な事例を紹介することで、小学生に親近感を抱かせて未来のイノベーターとしての成長を促す。

具体的なサービスの内容としては、小学3年生から中学1年生を対象にした、1回90分の講座を月2回、全36カ月の3年間カリキュラム。目標に合わせて「ディベロッパーコース」、「マスターコース」、「イノベーターコース」の3コースがある。まずは機器のメカニズムやセンシング技術、プログラミングによる制御を学び、最終的には子供たち自身がPDCAサイクルによる試行錯誤を経ながら、目的の機器を製作することができるように育成する。

アーテックが開発した、全方位への連結が可能な基本ブロックを教材とすることで、組み合わせによって車輪型から歩行型のロボットやアームまで、さまざまなタイプのロボットが製作できる。また、テキストの内容はSTEM教育を強く意識し、信号機のLEDに赤と緑色が使用されている理由や、自動ドアの内側と外側のセンサーを変える理由など、大人も知らない豆知識的な要素も満載となっている。マイコンはArduino互換の「Studino」。1台にサーボモーターを8台まで接続でき、複雑な二足歩行制御も可能。プログラミング環境はScratchベースとなっている。 

講座はブリッジ教材を採用し、途中参加でも無理なくすべてのカテゴリーを学べるように設定。現在は開講を予定している2016年4月に向けて、全国の学習塾や学校などの会場選定を行っている。

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