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2016年世界市場における3Dプリンタ出荷台数は、2015年の倍以上の50万台弱に——米Gartner調べ

米調査会社Gartnerが発表した、3Dプリンタ市場調査とそれに基づく予測によると、2015年の全世界における3Dプリンタ出荷台数は24万4533台、2016年にはこの2倍以上の49万6475台に増加するという。さらに2016年以降、2019年までは倍々ペースで増加し、2019年の出荷台数は560万台以上と予測している。

Gartnerの調査担当バイスプレジデントは「企業とコンシューマー両方の要求によって、3Dプリント技術は品質と性能の両方が急速に進歩している。3Dプリンタ市場は、ニッチ市場からグローバルな幅広い市場に変化しつつある」と述べている。

FFF(熱溶融積層)方式に代表されるような、台数ベースで3Dプリンタ市場の多くを占める比較的低価格な材料押し出しタイプの3Dプリンタは、2015年に23万2336台を出荷する見通しで、2019年にはその20倍以上の552万7493台まで急速に延びると予測している。

3Dプリンタを価格帯別に見たとき、1000ドル(約12万円)以下と、1001ドル以上2500ドル(約30万円)以下のクラスにおいては、こうした材料押し出しタイプの3Dプリンタが支配的となっている。この2つの価格帯の合計を100としたとき、1000ドル以下の製品は2015年には25.5%を占めているが、2019年には40.7%に増加する見通しだ。2500ドル以下の3Dプリンタのこのような伸びは、主に教育機関によるものと予測している。

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