センサなどの“子機”と“親機”を組み合わせてIoTシステムを構築する「riots」
2015/12/28 11:00
センサ、ボタン、コントローラなど、さまざまな機能を備えた小型ユニットを自由に組み合わせてIoT(Internet of Things)システムを構築できる「riots」がKickstarterに登場した。
riotsは、インターネットゲートウェイの機能を備えて“親機”の役割を担う「Mama Riots」と、温度・湿度・気圧センサの「the Riots Air」、光量などを測る光センサ「the Riots Light」、ジャイロスコープの「the Riots GYRO」のほか、ボタン、USBコネクタ、DCコントローラなどの“子機”を組み合わせて利用する。Mama Riots 1台で “子機”数百台に割り当てられたタスクを管理できるという。
利用手順としては、まず“子機”を利用する場所に取り付け、“親機”をインターネットにつなぎ、手持ちのriotsユニット群を自分のアカウントに登録する。ユニット群を制御するためのプラットフォームとして「Riots Cloud」が用意されており、“子機”が収集したデータの確認、“子機”への新しいタスクの割り当てなどがRiots Cloud経由で可能だ。
riotsはソフトウェア・ハードウェア共にオープンソース。Arduino互換で、各機器のサイズは30×30mmほどとなっている。
プロジェクトの目標額は3万ドル(約360万円)で、プロジェクト終了日は2月1日。現時点で3200ドル(約38万円)以上が集まっている。
49ドル(約6000円)の出資で、Mama Riots 1台、the Riots Air、the Riots Light、the Riots GYROのうちのどれか1台、DCコントローラ、USBコネクタのセットを入手可能。日本への出荷にも対応しているが、送料として9ドル(約1100円)が必要になる。これ以外にも、出資額に応じて、“親機”と“子機”の台数が異なるさまざまな構成のセットが用意されている。