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700時間以上稼働、MakerBotの新型押出器「Smart Extruder+」

Stratasys傘下の3DプリンタメーカーMakerBotが、MakerBot Replicator(第5世代モデル)などに向けた新型押出器「Smart Extruder+」を発表した。部品やセンサシステムを改善することで、3Dプリント全工程の合理化を図るとともに、信頼性の向上に努めている。

長期間利用しても正常に動作を続けるように、主に温度管理システムや、フィラメントをノズルに送る拡張PTFEチューブに手を加えた。このほかにも、プリント開始するまでの待機時間の削減、ビルドプレートのレベリングの改良などを図った。

またSmart Extruder+に組み込まれたセンサシステムは、MakerBot DesktopやMakerBot Mobileと通信し、プリント状況をユーザーに知らせる。例えば、フィラメントが切れたときにはユーザーに通知を送り、自動的にプリント停止する機能を備えている。

Smart Extruder+の開発には、親会社のStratasysも協力。延べ16万時間、プリント件数にして5800件に及ぶテストを重ねた。テストの結果、MakerBot Replicator Desktop 3Dに取り付けられたSmart Extruder+は、700時間以上稼働し、約2.3km分のMakerBot PLA Filamentを正常に押し出したという。しかも、テストに用いたSmart Extruder+の90%以上が、1200時間以上稼働しても問題なく3Dプリントを続けていたと報告している。

対応機種はReplicator(第5世代モデル)、Replicator Mini、Replicator Z18だ。

希望小売価格は199ドル(約2万4000円)。現在は事前注文を受け付けているところで、2016年1月18日から出荷開始する。同社製第5世代モデルの3Dプリンタユーザーに向けては、初回のみ99ドル(約1万2000円)の特別価格で提供し、同3Dプリンタを新たに購入するユーザーにも99ドルの特別価格が適用される。

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