XYZprinting、CESで新型3Dプリンタ群、3Dプリントペン、学習用人型ロボットキットを披露
2016/01/08 14:00
XYZprintingは、アメリカで現在開催されている「CES 2016」において、3Dプリンタの新製品群、3Dプリントペン、人型ロボットなどを公開した。
コンシューマー向け3Dプリンタとして発表したのは、「ダヴィンチ Mini」「ダヴィンチ Jr. 1.0 3-in-1」「ダヴィンチ Jr. 2.0 Mix」の3製品となる。
ダヴィンチ Miniはデスクトップに設置するプリンタとして使いやすいように、本体サイズ150×150×150mmで設計した。2015年に発表したダヴィンチJr.よりもさらに30%小型化したことになる。希望小売価格は269ドル(約3万2000円)。
ダヴィンチ Jr. 1.0 3-in-1は、スキャナとWi-Fiの機能を追加した3Dプリンタ。自動キャリブレーション機能により、エクストルーダーを移動させながらノズルとプリントベッド間の距離を測定し、出力品質を維持する。希望小売価格は549ドル(約6万1000円)。
ダヴィンチ Jr. 2.0 Mixは、デュアルエクストルーダーを搭載。2つの色を組み合わせた3Dプリントが可能で、徐々に色を変えながら出力するといった造形にも対応する。希望小売価格は499ドル(約5万9000円)。
一方、プロフェッショナル向け3Dプリンタとしては、SLA方式(光造形方式)の「ノーベル1.0 Advanced」と「ダヴィンチ 1.0 Pro 3-in-1」を発表した。
ノーベル1.0 Advancedは、感光性の樹脂をレーザー加工するSLA方式の3Dプリンタ。X/Y軸解像度で0.13mm、Z軸解像度で0.025mmと精緻な造形が可能だ。希望小売価格は1699ドル(約20万円)。
その他、3Dプリント関連の製品として、同社初の3Dプリントペン「XYZprinting 3D Pen」も発表。出力サイズの制限はなく、PCやソフトウェアなしで利用できるという。希望小売価格は49ドル(約5800円)。
さらに同社は、人型ロボットの学習キット「Bolide」も披露している。科学、技術、工学、芸術、数学の5分野にわたるSTEAM教育用のDIYエンジニアリング学習キットだという。