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ブルレー、人気3Dプリンタの改良版「Ultimaker 2+」「Ultimaker 2+ Extended」を発表

ブルレーは、2014年に発売した「Ultimaker 2」にさらなる改良を加えた「Ultimaker 2+」と、その印刷領域をZ軸方向に100mm拡張した「Ultimaker 2+ Extended」を発表した。

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現行版のUltimaker 2は、FFF(熱溶融積層)方式でありながら、最小20μmという精緻な積層ピッチと最速300mm/秒の高速造形が可能な3Dプリンタ。オランダの3Dプリンタ共有ネットワークサービス「3D Hubs」においても、2015年12月時点でプリンタモデル別シェアのランキングで1位となっている。

Ultimaker 2+はその改良版で、Ultimaker 2ではオプションで提供していた「OLSSON Block」を標準装備している。これにより、用途に応じて0.25mm、0.4mm、0.6mm、0.8mmの4サイズからノズル径を変更できるようになった。

その他の改良点としては、新型のフィーダーを搭載し、フィラメントのカールによるプリントトラブルが発生するリスクを軽減した。

積層ピッチ、印刷スピードはUltimaker 2と同等で、最小20μmの精緻な造形、最大300mm/秒の高速出力に対応している。ヒーティングプラットフォーム、オープンフィラメントシステムも引き続き採用されており、フィラメントはPLA樹脂、ABS樹脂を使用可能。対応フィラメント径は2.85mmとなっている。

本体サイズは、Ultimaker 2+が357×342×388mmで、Ultimaker 2+ Extendedが357×342×488mmとなっている。印刷可能領域は、Ultimaker 2+が230×225×205mm、Ultimaker 2+ Extendedが230×225×305mmだ。

価格は、Ultimaker 2+が32万9800円(税別。以下、同)で 、Ultimaker 2+ Extendedが38万9800円となっている。現在、事前注文を受け付け中で、出荷開始はUltimaker 2+が1月下旬、Ultimaker 2+ Extendedが2月中旬を予定している。

なお、現行モデルのUltimaker 2は、ブルレーのサイトで21万9800円の特別価格版と、オプションだったOLSSON Blockがセットになって26万9800円という2つの料金プランで販売されている。同様にUltimaker 2 Extendedも、27万9800円の特別価格版とOLSSON Blockが付いて32万9800円という2つのプランで販売中だ。

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