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ワコム、電気設計CADシリーズの最新版「ECAD dio 2016」を販売開始

ワコムは、電気設計を効率化する電気設計専用CAD「ECAD dio」シリーズの最新版「ECAD dio 2016」を発売した。「ECAD dio 2015」の全機能を備えた上で、Windows 10に対応するなどの新たな機能を搭載している。

ECAD dioシリーズには電気設計に特化した「ECAD dio STANDARD Engineer」「ECAD dio STANDARD Designer」と、通常の電気設計に加えて汎用CADでは難しいとされるハーネス設計の作図も可能な「ECAD dio HARNESS+」がある。標準機能として回路設計で使用した部品を自動的に抽出する機能や、回路図やレイアウト図から最短経路を自動計算する配線測長機能など、充実した製造支援の機能を装備。作図から部品の手配、製造までの連携を重視して開発したという。

新たに販売を開始したECAD dio 2016は、ECAD dio 2015の全機能に加え、Windows 10に対応するなど、新たな機能を搭載。配線経路検討や測長を行うWiring機能では、ダクトの容量オーバーの場合は配線を迂回するなど、自動配線機能を強化した。PDFの出力機能では、フォントの埋め込みが可能となり、別の出力端末にフォントがない場合でも作成時と同じように図面出力できるようになった。

また、DXF/DWG変換機能も強化し、AutoCAD 2015/2016のファイル形式に対応。スプライン変換精度も向上した。TIFF出力機能についても、解像度や色数などの詳細設定が可能となった。

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