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システムクリエイト、国産3Dプリンタ「Bellulo」に400mm角造形対応モデルを追加

システムクリエイトが、国産3Dプリンタ「Bellulo」(ベルロ)シリーズをリニューアルし、ラインアップに400mm角造形対応の「Bellulo400」を追加した。1月8日から販売している。

システムクリエイトは、工作機械やCAD/CAMシステム、3Dプリンタなどのデジタルものづくりツールの販売やサポートを手掛けるメーカー。Bellulo(現Bellulo200)は2015年2月2日に発売されたFFF(熱溶融積層)方式の3Dプリンタで、造形精度に関わる駆動部を中心に日本製パーツを多数採用し、国内で組み立てている。

軽量ヘッドによって造形時のブレを軽減し、加温式テーブルの採用で造形時の反り防止を図り、冷却ファンでヘッド部分を冷やすことで造形時の樹脂ダレを減らすなどの工夫がされている。

SDカードリーダーを内蔵し、パソコンと常時接続しなくても造形可能。PolyPlus PLA(PLA)、PolyMax PLA(ABSライクPLA)、PolyFlex(軟質エラストマ系)の3種類の材料に対応している。

今回のリニューアルでは、各部機構の改良に加えて、外装をアクリルから板金に変更した。静音モータドライバによって、稼働時の音も軽減。さらに、従来の200mm角造形サイズのBelluloを「Bellulo200」と改称し、新たに400mm角造形に対応した「Bellulo400」をラインアップに加えての発売となった。

Bellulo200は、本体サイズが370×365×451mm(突起部を含まず)、本体重量19kg、積層ピッチ0.05~0.3mm、ノズル径0.4mm、価格は25万円(税抜)だ。

Bellulo400は、本体サイズ610×605×661mm(突起部を含まず)、本体重量60kg、積層ピッチ0.05~0.4mm、ノズル径0.5mm、価格は75万円(税抜)。オートレベリング機能の搭載で正確なレベル出しが可能となり、造形準備時間も短くなった。造形品質を安定させたことで、大型の部品試作やプレゼンテーションおよび検証用モデルの作成にも利用できる。

いずれも専用ソフトウェア「Simplify3D」と初期材料、各種工具、備品が同梱されている。

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