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世田谷のFabスペース「PTA」がリニューアル——設備を無料で使えるキャンペーン実施へ

IID 世田谷ものづくり学校内に設置され、PTAの愛称で親しまれてきたFabスペース「PTA/Prototype Thinking Area」が「FabLab Setagaya at IID」として4月13日にリニューアルオープンする。また、リニューアルキャンペーンの第1弾として「世田谷オープンラボ」を実施する。

IID 世田谷ものづくり学校とは、廃校となった中学校の校舎をクリエイターやデザイナーの作業場として活用するほか、ものづくり体験や学習プログラムを年間500件以上開催している複合施設だ。その116号室に設置したPTAは、製品やサービスの試作および開発の場として2014年9月に開設し、デジタルファブリケーション機器利用サービス、造形請負サービス、各種ワークショップや講座を開催してきた。

FabLab Setagaya at IIDでは、今までPTAで展開してきたサービスのほか、地域に根ざした取り組みや、クリエイター同士の連動、世界各地のFabLabネットワークによる技術や情報の共有を図っていくとしている。

今回のリニューアルでは、設置機器を全面的に入れ替え、開催講座も初心者向けからプロ向けまで幅広いラインナップを揃えた。さらに、名称をFabLab Setagaya at IIDに改め、世界50カ国250カ所のFabLabが連携するネットワークに参加する。

リニューアルキャンペーンの第1弾として、4月13日から5月13日まで「世田谷オープンラボ」を実施。会員登録し、有料の機材講習を受講済みの利用者に限り、全機器とアプリケーションを無料で利用できる。また、公式WEBサイトで成果物を公開することも利用条件となっている。

機材の利用時間は1ユーザーにつき1日2時間、月合計4時間までで、切削加工機は5月1日より利用可能だ。

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