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STとArduino S.r.Lが提携——ST製マイコン搭載のArduinoボード「STAR Otto」を発表

STMicroelectronics(ST)とArduino S.r.Lは、STの製品をArduinoユーザーに手軽に利用してもらおうと、両社の名を冠したプログラム「STAR」(ST and Arduino)を開始。同プログラム最初の製品として、STの32bitマイコン「STM32F469」を搭載したArduinoボード「STAR Otto」を発表した。

STAR Ottoは、STのChrom−ARTグラフィック・アクセラレータやMIPI DSIディスプレイ・インターフェースを内蔵したSTM32F469や、オープンソースのソフトウェア・グラフィック・ライブラリを中心に構築されている。独自の無線リンクとオーディオ機能を実装しているため、STのMEMSマイクロフォンとオープンソース・ドライバを組み合わせて使用できる。

STARプログラムではすでに、環境センサや測距センサを含む複数のSTM32 Nucleo拡張ボードとソフトウェア・ライブラリが、Arduino統合開発環境(IDE)に移植されている。そのため、STAR Ottoではこれらをシームレスに利用できるという。

STとArduino S.r.Lは、STAR Ottoに加えて、Arduinoシールドの提供も計画している。2016年4~6月期にはDSIディスプレイとNFCリーダ・シールドを、2016年後半にはセンサ・シールドを提供する予定だ。

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