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Raspberry PiとPiカメラで自動運転——ロボットカーレース「Formula Pi」開催

Raspberry Pi ZeroとPiカメラで自動運転するロボットカー「YetiBorgs」によるレース「Formula Pi」のプロジェクトがKickstarterに登場した。

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Formula Piは、イギリスのPiBorgが主催する自動運転ロボットカーによるレースとそのクラブだ。レースはクラブが所有するYetiBorgsによるワンメイクレースで、参加者は主催者が提供する基本的なコードを自由に改造し、あるいは完全な自作コードを書いて参戦する。

レースはすべてクラブが運営するため、参加者は自分のコードを事前に送付すればよく、イギリスまでSDカードを持参する必要はない。レースの模様は、Youtubeなどでライブ中継する予定だという。また、優勝者のコードはシーズン後に公開されるため、次戦からはまたイコールコンディションで始められる仕組みだ。

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Formula Piのレースは1周22.9メートルのコースを23周するもので、1レースの参加台数は最大5台。コースは3色で6本に塗り分けられており、YetiBorgs に搭載するRaspberry Pi ZeroとRaspberry Pi カメラでコースの画像認識処理をしつつ自動運転する。

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現在予定されているレースは、2016年10月~2017年1月に行われるウィンターシリーズと、2017年4月~7月のサマーシリーズだ。参加総数によって開催日程が変わるが、少なくとも5回のレースへの参加権が与えられるという。スターティンググリッドやエントリーの組み合わせはランダムに選ばれる。

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Formula Piは、Kickstarterで8月23日までクラウドファンディング実施中。2500ポンド(約34万6000円)の目標額に対し、これまで3300ポンド(約45万7000円)以上を集めている。

各シリーズへの参加料は35ポンド(4840円)。参加者にはグラスファイバー製のボディトップ「YetiLid」が発送されるので、自由にカラーリングを施して返送する。日本へは送料3ポンド(約415円)だ。

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また、自分でYetiBorgの走行テストをしたい場合、YetiBorgを130ポンド(約1万8000円)で購入するプランもある。2016年9月頃の出荷を予定しており、13ポンド(約1800円)で日本への出荷も可能だ。

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