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スイッチサイエンス、イギリスの教育向けマイコンボードの互換機「chibi:bit」を開発

スイッチサイエンスは、イギリスの公共放送局BBCが主体となって製造している教育向けマイコンボード「BBC micro:bit」の互換機「chibi:bit」を開発。Maker Faire Tokyo 2016にてテスト版を販売した。

BBC micro:bitは、ARM Cortex-M0プロセッサを搭載した教育用マイコンボード。ユーザーがプログラミングできる25個のLEDと2個のボタンスイッチのほか、加速度センサーと磁力センサー、BLE機能を搭載している。

「特報!micro:bit互換機を作りました【スイッチサイエンスチャンネル】」スイッチサイエンスのYouTube公式チャンネルより

開発環境はユーザーの学習進度に応じた4種類を用意。ブロックを組み合わせてプログラミングする「Microsoft Block Editor」をはじめ、PythonやJavaScriptをベースにした開発環境もあり、段階的にプログラミングを学べる。全ての開発環境はウェブブラウザ上で動作するが、ユーザーが作成したプログラムをブラウザキャッシュに保存するため、不安定な通信環境でもスムーズに開発できる。

しかし、BBC micro:bitには工事設計認証(技適)が無いため、日本国内では合法的に使用できなかった。そこで同社は、技適付きのBLEモジュール「HRM1017」を使った、日本国内で使用できる互換機chibi:bitを開発。 8月6~7日に東京ビッグサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2016にて、テスト版を数量限定販売した。

テスト版のサイズは42×52×10 mmで重さは9g。正式な製品版とは部品や基盤デザインが異なる可能性はあるが、BBC micro:bitの開発環境で開発できる互換機として正常に動作する。製品版は同社サイトにて、9月以降の販売を予定している。

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