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世界の農業の頭脳になる——農業分野でのIoT活用を研究する「Farmnote Lab」を設立

スマート農業ソリューションをうたうIT企業のファームノートは、グループ会社のスカイアークと共同で、農業分野での人工知能やIoT技術の普及を目的とする研究組織「Farmnote Lab」を設立した。

同社はこれまでにも、人工知能とクラウドを活用した牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」の開発や、省電力広域無線規格「LoRaWAN」を利用した放牧牛の行動解析実験をソラコムと共同で実施するなど、さまざまなスマート農業ソリューションを実践してきた。

実験例:省電力広域無線技術とGPSを組み合わせた放牧牛の行動解析実験

Farmnote Labでは、畜産分野で培った人工知能やIoT技術を耕種農業分野にも広げ、農業分野での人工知能やIoTの普及に取り組む。具体的には、農業向けセンサーデバイス開発、農生産管理ソフトウェア開発、データ収集プラットフォーム開発、ビッグデータや画像の解析、アルゴリズム開発、実証試験受託、スマート農業システムの受託開発、農協や大規模農家の生産性改善などを手がける予定だ。

同社では今後、さまざまな企業や研究機関と連携して人工知能やIoT活用について研究し、その成果を還元することで、大規模化が進み業務が複雑になる農家の課題を把握し、農業全体での業務効率改善に取り組んでいくとしている。

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