最小限の機能のみを搭載——低価格のポータブル3Dプリンタ「Cetus3D」
2016/09/12 15:30
早期割引適用価格が249ドルと廉価なポータブル3Dプリンタ「Cetus3D」がKickstarterに登場した。Cetus3D は、3Dプリンタとして必要最小限の機能のみを備えることで、持ち運びやすい大きさと重量となっている。
Cetus3Dは、造形方式にFFF(熱溶融積層)方式を採用。3Dプリンタとして必要最小限の機能のみを備え、簡単に持ち運べるほど小型軽量だ。プリントヘッドの温度をソフトウェアで設定できるため、PLA以外の材料も使用できる。
Cetus3Dの外形は260×260×280mm、重量は3.2kg、電源電圧は110~240V、消費電力は90W。造形サイズは180×180×180mm、積層ピッチは0.05~0.35mm、造形速度は40~50mm/秒だ。
プリントヘッドのノズルは、0.2mm、0.4mm、0.6mmの3種類があり、用途に応じて交換可能だ。Cetus3DのソフトウェアはWindows、Mac、iOS版が用意されている。外部接続にはUSBとWi-Fiが使える。
Cetus3Dは2016年10月9日までクラウドファンディングを実施。9月12日時点では、目標額の10万ドル(約1020万円)に対して、すでに約12万ドル(約1220万円)を集めている。
Cetus3Dの早期割引適用価格は249ドル(約2万5400円)。出荷開始は2016年11月の予定で、日本への送料は70ドル(約7100円)だ。