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水深30mまでOK——カヤックやSUPにも装着できる水中スクーター「Bixpy Jet」

カヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)などにも取り付けられる水中スクーター「Bixpy Jet」がKickstarterに登場した。

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Bixpy Jetは、ブラシレスモータ、コントローラ、水冷式ヒートシンクからなる本体とバッテリユニット、そして各種アタッチメントやリモートコントローラが用意された水中スクーターシステムだ。

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例えば「Handheld Battery Pack」と組み合わせることで、シュノーケリングやファンダイブ用水中スクーターになり、時速3.5キロで進むことができる。開発者によれば、水中ユニットは最大深度30mでテストされ、機材が沈まないよう浮力も調整しているという。Handheld Battery Packは、リチウムイオンバッテリを使用して、フルスロットルで約45分、標準的な使い方で約90分作動する。

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また、Handheld Battery Packの上面には、1/4インチのカメラ用アダプタがあり、水中カメラなどを取り付けられる。重量は、Handheld Battery Packと合わせて2.3kgだ。

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SUPに取り付けるためは、専用のアタッチメントを使用して、SUPのセンターのボックスフィンと交換する。ボードの上に置く「Outboard Battery Pack」と接続すれば、パドリングしなくても時速10キロほどのスピードが出るという。

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また、足漕ぎ式のホビーカヤックに取り付けるため、2種類のアタッチメントが用意されている。ひとつは、ホビーカヤックのミラージュドライブ(足漕ぎペダル)を外してBixpy Jetと交換する形のカセット型アタッチメントで、もうひとつは、ホビーカヤック後部のラダー部分にBixpy Jetを取り付けるタイプのアタッチメントだ。ホビーカヤックのステアリング機構は、そのまま利用できる。

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ほかにも、一般的なカヤックやインフレータタイプのものにも取り付けられる汎用アダプタが用意されている。カヤックに使う場合、リモートコントローラで前進10速後退3速の速度調整ができ、最高11キロほど出るという。Outboard Battery Packを使い、フルスロットルで約60分、標準的な使用で約240分の走行が可能だ。本体以外の部品の防水性はIP67またはIP68レベルで、防錆のため金属部品にはアルマイト処理されたアルミまたはステンレスを使っている。

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Bixpy Jetは10月15日までクラウドファンディングを実施。9月13日時点では、目標額の12万5000ドル(約1270万円)に対して、約1万4000ドル(約142万円)以上を集めている。

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水中スクーターとして使えるBixpy JetとHandheld Battery Packのセット希望小売価格は、750ドル(約7万6200円)で、今なら早期割引適用分が550ドル(約5万5900円)で入手可能だ。SUP用パッケージ、ホビーカヤック用パッケージはそれぞれ早期割引適用分が750ドル(約7万6200円)。各種バッテリパックは単独で購入することもできる。出荷開始は2017年3月の見込みで、日本への送料は110ドル(約1万1200円)だ。

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