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4歳からロボットプログラミング——コマンドカードで動くロボット「Plobot」

絵文字の描かれたコマンドカードをかざすだけでプログラミングできる自律式ロボット「Plobot」がKickstarterに登場した。

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Plobotには、子どもでもロボットプログラミングという抽象的な概念に興味を持てるよう、パソコンなどは使わず、遊びながら学ぶというコンセプトがある。そのため、プログラミングは、コードブロックとして機能する各種コマンドカードを実行させたい順に本体頭部にかざすことで記憶させ、「Play」カードで実行するだけとシンプルだ。

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「ベースセット」には6種のファンクションと4種のモーションがプリセットされたコマンドカードが含まれる。これだけで、前後進、右左折に加え、本体を光らせたりダンスさせたりという基本的な動作が可能だ。コマンドカードは英語で書かれているが、それぞれの機能のイラストがあり、子どもでも簡単に理解できる。本体メモリには最大50枚分のカードを記憶でき、「Repeat」カードでプログラムをループすることもできる。

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より複雑なプログラミングのためには、「エクスパンションセット」が用意されている。これには、Plobot本体を7色に発光させたり、ランダムなコマンドを実行させたり、Plobotが内蔵するセンサからの入力をトリガにするなど、11枚のコマンドカードが含まれる。

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また、Plobotの動きをプログラミングする際のマーカーとして利用できる「ステーション」もある。ベースセットには「HOME」、「SCHOOL」、「ICE CREAM SHOP」の3枚、エクスパンションセットには、さらに4枚のステーションが含まれる。ステーションを利用することで、「HOME」ステーション上に置いたPlobotを「ICE CREAM SHOP」ステーション上まで進め、「Listen」カードで(アイスクリームを買えた合図の)拍手を待ち、その後に「Dance」カードを実行するといった、子どもでもわかりやすいストーリーを作りながらプログラミングできる。

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本体はABS製で、ボディ後部はLEGOブロックを載せられるデザインになっており、子どもの想像力で自由にカスタマイズが楽しめるようになっている。サイズは15×20×10cmで、重さは500g。コントローラにはArduinoを使用し、センサとして、マイクとジャイロスコープ、超音波距離センサを搭載する。1充電で90分ほど作動するという。

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Plobotは、11月24日までクラウドファンディングを実施。10月26日時点で、目標額3万5000ドル(約365万円)に対して、約9000ドル(約93万9000円)以上を集めている。

Plobot のベースセットの価格は159ドル(約1万6600円)で、今なら早期割引適用分が76ドル(約7930円)で入手可能だ。エクスパンションセットの価格は189ドル(約1万9700円)で早期割引適用分が109ドル(約1万1400円)で入手可能。カラーはレッド/オレンジ/ブルー/グリーンから選べる。出荷開始は2017年3月の見込みで、日本への送料は20ドル(約2090円)だ。

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