開発情報も日本語でゲット——「国産マイコンボードGR-SAKURAではじめる電子工作[改訂版]」
2017/01/18 17:00
工学社は、「国産マイコンボードGR-SAKURAではじめる電子工作[改訂版]」を発刊する。
本書が取り上げるルネサスのマイコン「GR-SAKURA」は、創りたいというアイデアを簡単にプロトタイピングできるよう、日本語でのしっかりしたサポートやクラウド環境でC言語を使って気軽に開発できるWebコンパイラを提供する「がじぇっとるねさす」プロジェクトによるマイコンボードのひとつだ。電子工作の初心者や、日本語によるコミュニティでプロトタイピングしてみたいというメイカーにとっても、使いやすいものとなっている。
本書では、GR-SAKURAを使うための開発環境の準備から始まり、道具の用意や部品の接続方法などを解説し、LEDを光らせる/音楽を鳴らす/ラジコン/各種センサを使って情報をやり取りする/ネットワークに接続する方法などを紹介する。
具体的な制作例としては、電子ピアノ、距離センサを使ったテルミン、IRラジコン、Twitterにつぶやく「植木鉢センサ」を取り上げる。また、がじぇっとるねさすの電子工作ボードとして、GR-SAKURA以外にもGR-KURUMI、GR-KAEDE、GR-PEACH、GR-COTTON、GR-CITRUSにも触れている。
本書は、2013年発行の「国産マイコンボードGR-SAKURAではじめる電子工作」の内容を、一部新しい情報や仕様に合わせた改訂版。著者は倉内誠氏で、192ページ、価格は2484円(税込)だ。
※記事初出時、文中に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。