Webベースで電子回路を設計できる——「Autodesk Circuitsで学ぶ 電子工作入門」発刊
2017/01/18 14:30
C&R研究所は、Webブラウザベースで電子回路の設計やシミュレーションができる「Autodesk Circuits」の解説書「Autodesk Circuitsで学ぶ 電子工作入門」を発刊する。
Autodesk Circuitsは、無料で使えるWebベースの電子回路設計支援ツールだ。簡単な回路設計、シミュレーションからPCBデザイン、Arduinoプログラミングまでカバーするため、電子工作のビギナーからプロフェッショナルユーザーまで気軽に活用できる。本書は特に、電子工作の初心者に向けてAutodesk Circuitsによる電子設計・実験の基礎を解説する入門書だ。電子回路で使う抵抗やLED、各種センサなどのパーツ類についても丁寧に解説している。
始めにAutodesk Circuitsの基本的な使い方から電子回路の基礎知識に触れ、続いて受動部品やモータの働きを実験で確認する方法を説明する。そして半導体やセンサ、デジタルICの働きも同様に実験を通じて学ぶ方法を解説する。
またAutodesk Circuitsには、設計した電子回路とArduinoのコードを組み合わせ、エディタで入力することで電子回路を制御するプログラムをシミュレーションすることができる。本書では設計した電子回路をArduinoを使って制御する方法まで、Autodesk Circuits上で実現する手順を学ぶことができる。
著者は蒲生睦男氏。A5判で価格は3230円(税別)だ。