デジタル+ハンドメイドなものが買える&学べる——「メイカーズラブ・ショップ」オープン
2017/02/22 15:30
デジタルなものづくり情報を発信しているサイト「メイカーズラブ」は、レーザーカッターや3Dプリンタで造形したものに独自のノウハウで手を加えた「デジタルハンドメイド」商品の販売を開始した。
メイカーズラブが提案するデジタルハンドメイド商品とは、レーザー切断や3Dプリントというデジタル造形のままではなく、そこにハンドメイド加工を施すことで個性的なデザインを実現するものだ。今回開設された販売サイト「メイカーズラブ・ショップ」では、「卓上を灯す小さなランプ」(6000円~)や「和風テイストのムードランプ」(7000円~)、「スペーススタンド」(1万2000円~、いずれも税別)などを販売している。
また、メイカーズラブでは、デジタルハンドメイドによる販売商品が、実際にどのように作られているかを公開している点も特徴的だ。モデリングやハンドメイドでの加工方法などが画像入りで紹介されているため、自分でも同じような作品を制作したり、オリジナルな工夫を加えたりすることができる。
メイカーズラブによると、これまでもMakerを志す人向けに3DCADやレーザーカッターの講習を開催してきたという。しかし実際に商品制作までに至る人は少なく、参加者からは「どんな物ができるかイメージが湧かない」、「商品にするときに構造が分からない」などの声も聞かれていた。
そのため、作り方を公開している製品を実際に商品としてメイカーズラブ・ショップで販売し、その商品に触れることで、デジタルな物作りにチャレンジする人が増えればと、その狙いを明らかにしている。