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リモコンも自動運転もできる——Raspberry Piで制御する4WDロボットカー「MonsterBorg」

アルミニウム製シャーシと4個のモータを搭載し、Raspberry Piで制御するロボットカー「MonsterBorg」がKickstarterで出資を募っている。

MonsterBorgは、YetiBorgの性能向上版で、Raspberry Piと5A出力のモータ制御基板「ThunderBorg」を搭載したオフロードロボットカーだ。300rpmの37mm径DCモータ×4と105mm径のオフロードタイヤで芝生や悪路などどこでも走行できるという。

MonsterBorgには、ゲーム用コントローラを使ってリモートコントロールするRCモード、またはオプションのPiカメラを搭載し、マシンビジョンを見ながらブラウザ経由でリモートコントロールするWebモード、そして自律運転プログラムを搭載して走らせる自動運転モードの3つのモードが用意されている。

ThunderBorgは、Raspberry PiのGPIOに接続して使うモータコントロール基板だ。1枚あたり2個のDCモータをPWM制御し、前進/後進のスピードコントロールができる。複数枚をデイジーチェーン接続すれば、最大100個のモータが制御できるという。

2個以上のモータを使うにはモータを並列接続するか、複数のThunderBorg をデイジーチェーンで接続すればよい。Raspberry Pi 3/Pi 2/B+/Zeroに対応し、過電流/ショート/高温への保護機能や低電圧ロックアウト機能を備える。

電源として、単3電池×10を搭載できる拡張ボード「ThunderBorg Lid」が用意されている。コントローラと走行用に電源供給し、3時間連続運転が可能で、電池残量はRGB LEDで確認できる。

MonsterBorgは4月3日までクラウドファンディングを実施。3月7日時点で、目標額の3000ポンド(約41万9000円)を大きく上回る約2万1000ポンド(約293万円)を集めている。

価格は、MonsterBorg(Raspberry Piとカメラは含まない)が180ポンド(約2万5100円)で、MonsterBorgのワンメークレースへの出場権付のプランもある。送料20ポンド(約2790円)で日本への出荷に対応する。出荷は2017年6月を予定している。

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