ブロックを使ってプログラミング学習——子ども向け学習用ロボット「PETS」
2017/03/07 14:00
動きを描いたプログラムブロックを差し込むことでプログラミングできる学習用ロボット「PETS」がKickstarterに登場し、グローバルに支援を募っている。
PETSは、レーザーカットされたMDF製箱型ボディに、「前進」「後退」「右回転」「左回転」「繰り返し」の5種類のコマンドブロックを差し込むことで動きをプログラムできる学習用ロボットだ。
マス目の描かれたシートのコース上に障害物を設定し、障害物を避けながらゴールを目指すようブロックを選んで走らせる。対象は3才後半からで、3~4才は保護者と使用することが前提だ。
PETS を動かすためにはPCやタブレットは使わず、子どもでも親しみやすい形状のブロックを使うことで、直感的に楽しみながらプログラムやコンピュータの概念を学べるという。
簡単に始められるよう、開発元は構造化プログラミングの考え方が学べる「Basic」と、STEM学習を意識した「Variety」の2つのカリキュラムに加え、自分でカリキュラムをデザインできるような素材を用意している。
また、PETSのMDFボディデータ、部品表などは支援者に公開され、オリジナルのデザインで制作することもできるとしている。
PETSの本体サイズは300×210×160mm、重さは約531g(バッテリ含まず)で、各ブロックの重さは約6gだ。制御基板にArduino互換のATmega328Pやシート上の障害物などを識別するカラーセンサを搭載する。単三電池4本で約5.5時間連続作動する。Kickstarterでは対象年齢を4才以上としている。
PETSは4月16日までクラウドファンディングを実施。3月7日時点で、目標額の3万ドル(約342万円)に対して約3500ドル(約40万円)を集めている。
カット前のMDFを好きにデザイン/カットでき自分で組み立てる「Geek Kit」、自分で組み立てる「Basic Kit Self Assy」、組み立て済みの「Basic Pack」が用意されており、通常価格はそれぞれ99ドル(約1万1300円)/215ドル(約2万4500円)/240ドル(約2万7400円)。今なら早期割引適用分がそれぞれ40ドル(約4560円)/99ドル(約1万1300円)/119ドル(約1万3600円)で入手できる。出荷は7月の予定で、国内の送料は25ドル(約2850円)だ。