Arduino Groveの入門書——「Arduino Grove ではじめるカンタン電子工作」 発刊
2017/03/27 15:00
工学社は「Arduino Grove ではじめるカンタン電子工作」を3月24日に発刊した。
本書はArduinoで電子工作をしたい人に向けたArduino Grove用 モジュールの説明書。LEDやセンサなどをコネクタでArduinoに接続できるArduino Grove用のさまざまなモジュールについて、いくつか例にとって使い方を説明する。初心者にも理解しやすいように「『Arduino』とは」「『Arduino Grove』とは」といった基本的な部分から解説している。
「基本編」「デジタル編」「アナログ編」「応用編」の4つに分かれており、基本編ではArduinoとArduino Groveについて紹介。LEDモジュールを例に、ベースシールドへの接続方法やArduinoプログラムの基本的な仕組みについて取り上げている。
デジタル編ではボタンモジュールやタッチセンサモジュールを使いながら、「ボタンが押された」などのモジュールの状態をパソコンに送る仕組みについて触れている。またブザーモジュールを使ってメロディを演奏する方法や、リレー制御やリレーモジュールの接続方法について記載してある。
アナログ編では回転角度モジュールや音センサモジュールなど、4種類のモジュールの接続方法や音の大きさなどを表示するスケッチについて解説する。応用編ではサーボモーターの使い方やLCDに文字を表示する方法を紹介。そして応用編の最後では、各章で扱ったモジュールを実際に組み合わせて、オモチャを電子工作するやり方がまとめられている。
浅居尚氏と大澤文孝氏の共著でA5判160ページ。価格は2484円(税込)だ。