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1000ドルで入手可能なSLA方式3Dプリンタ「Moai」

価格は1000ドル(約11万円)と、SLA(光造形)方式としては低価格な3Dプリンタ「Moai」がKickstarterで人気を集めている。プロジェクトは2017年4月24日までだが、4月7日時点で目標の3万ドル(約330万円)を大きく上回る11万ドル(約1210万円)以上を調達した。

photo MoaiとFFF方式3Dプリンタの出力サンプルの比較

Moaiは低価格ながら、レーザースポット径は70μm。レーザー照射には、高速で正確なプリントが可能なガルバノスキャナ方式を採用している。

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ファイル形式はFFF(熱溶融積層)方式の3Dプリンタでよく用いられているG-codeをサポート。FFF方式用のスライサなどのソフトウェアにも対応する。造形用の素材としては、さまざまなタイプのUVレジンを利用できる。また、ワックスレジンにも対応するため、ロストワックス鋳造 で造形物から指輪などのアクセサリを作ることも可能だ。

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Moaiは組立式だが、ハンダ付け不要の構造にするなど、できるだけ簡単に組み立てられるように考慮されている。組み立てにかかる時間は4時間ほどだという。

Moaiの本体サイズは250×250×630mm、本体重量は15kg。最大造形サイズは130×130×180mm、Z軸解像度は10~200μmだ。

Moaiは超早期割引価格として800ドル(約8万8000円)、早期割引価格として900ドル(約9万9000円)で提供されていたが、どちらもすでに完売。現在は1000ドルで提供されている。Moaiの出荷は2017年6月の予定。日本への出荷については「出荷が困難なためレジンを含まない形になるが、それを踏まえて送料を調整する」と記載されている。

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