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「Moff Band」を活用した高齢者支援サービス「モフトレ」の実証実験を開始

ウェアラブル端末「Moff Band」を手掛けるMoffは、三菱総合研究所(MRI)、早稲田エルダリーヘルス事業団とともに、ウェアラブルIoTを活用した高齢者の自立支援サービス「モフトレ」の実証実験を4月3日に開始した。

実証実験は約2カ月間、複数の介護事業者の協力を受けて実施する。3Dモーションキャプチャが可能なウェアラブル・センサのMoff Bandを体に装着し、運動やレクリエーションなどによる体の動きのデータをリアルタイムに取得してタブレット端末上に表示。データの視覚化により、効果を実感しながら運動を続けることを目指す。

モフトレのプログラムには、トイレの立ち上がりなどの動作を練習する「日常生活動作トレーニング」、筋力をつけて転びにくい体づくりを目指す「ロコモ予防トレーニング」、ゲーミフィケーション要素を取りいれた「レクリエーション」の3つがある。これらに対応するアプリ約20種類を開発中だ。

利用者はアプリのプログラムに沿ってトレーニングを行い、そのデータはMoff Bandに自動で記録され、ダッシュボードに表示してフィードバックできる。また、トレーニングやレクリエーションのプランニングや記録も簡単に行うことができる。

モフトレの製品化に向けては、MRIとMoffは2016年12月9日にウェアラブルIoTを活用したウェルネス新サービスの事業展開を目的とする業務資本提携を締結。これに介護予防プログラムの実績がある早稲田エルダリーヘルス事業団が加わり、以降、MoffがMoff Bandの提供とアプリ開発、早稲田エルダリーヘルス事業団が運動プログラムの作成、MRIが実証実験の全体管理を担当して開発を進めている。今後、実証実験の結果をもとに製品化に向けた活動を推進するとしている。

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