新しいものづくりがわかるメディア

RSS


回路の製作や実験に役立つ——「基本電子部品大事典」発刊

CQ出版は、回路の製作や実験に役立つ電子部品の実践的な使い方を網羅的に解説する「基本電子部品大事典」を発刊した。

本書は、コンデンサー/コイル/抵抗/ダイオードなどの実験や製作に使う受動部品を紹介する事典形式の解説書だ。リレー/スイッチ/放熱器などの機構部品も取り上げ、電子部品を適切に使いこなすために役に立つ、定数/型名の記された回路図や実験データなども掲載する。

IoT/ロボット/EVなどエレクトロニクスの発展とともに電子回路の重要性が増している。マイコンやFPGAなど集積回路の高機能化に伴い、周辺の電子部品の性能を引き出す方法も変化している。電子部品の種類や定数の選択を間違えるとICの性能不足や誤動作の原因となるが、部品メーカーが公開している技術資料で示されているのは特定の条件での特性であり、個々の目的に合った情報が得られないケースもある。

本書では、取り上げる部品を定番で基本的な受動部品に絞ったうえで具体的な型番/メーカー名/定数の入った回路図を掲載、ユーザーの用途に合わせて参照できるようになっている。約472ページにわたり事典形式で部品別に紹介しており、研究室での実験のデータベースなどにも活用できそうだ。

トランジスタ技術SPECIAL2017年5月号増刊のトラ技ジュニア教科書として発行され、定価は3240円(税込)だ。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る