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3Dプリントもできる——デスクトップにおける4軸ロボットアーム「DOBOTマジシャン」

産業用ロボットの仕組みを学ぶのに最適なホビー/教育向け垂直関節型4軸ロボットアーム「DOBOTマジシャン」がMakuakeで出資を募っている。

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DOBOTマジシャンは、STEAM教育向けに設計された多機能スマートロボットアームプラットフォーム。垂直関節型ロボットアームの仕組みやハードウェア開発、コーディング、オートメーションを学べるとともに、複数のツールヘッドが用意されているので、ものの搬送をはじめ、3D印刷、書写/描写など多目的に活用できる。

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Arduinoコントローラーと親和性のあるグラフィックプログラミング環境を備え、Python、C++、Javaなど20種類以上のコーディング言語でプログラミングが可能なほか、「Google Blockly」を元に開発した「Dobot Blockly」を利用すれば、パズルを組み合わせるビジュアルプログラミングもできる。

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また、アームを手で移動し再生リストを覚えさせるハンドティーチングも可能だ。再生リストはPCソフトウェアでパラメーターを編集することで、より正確な動きをさせることもできる。

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ロボット同士をWi-Fiか外部ボードで接続すれば、複数のDOBOTマジシャンを同時制御できる。またコマンド用の内部ストレージを備えており、再生リストやコードをアップロードすればスタンドアローンで動作できる。

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ロボットアームの最大リーチは320mmで、ペイロードが500g、繰り返し精度が0.2mmだ。3Dプリンターとして使う場合、造形サイズは150×150×150mmで解像度は100μmとなる。使用可能なフィラメントはPLAで、「Repetier Host」や 「Pronterface」といったオープンソース3D印刷ソフトウェアに対応している。

DOBOTマジシャンは6月下旬までクラウドファンディングを実施。4月26日時点で、目標額100万円に対して110万円以上を集めている。

エアーポンプ/吸引カップキット/グリッパーキット/書写&描画キット/3D印刷キットのヘッドが付属する基本バージョンの販売予定価格は13万円で、Makuakeでは42%オフの7万5400円(価格は共に税込)で入手できるプランなどを用意する。8月の出荷を予定している。

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