わずか159ドルのエントリーモデル——デルタ型3Dプリンター「Monoprice Mini Delta」
2017/05/22 10:00
箱から出してすぐに使えるデルタ型FFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「Monoprice Mini Delta」がIndiegogoに登場。わずか1日で目標額3万ドル(約330万円)の3倍を超える金額を調達し、人気を集めている。
Monoprice Mini Deltaは、159ドル(約1万7700円)と安価でありながらオートレベリング機能やヒートベッドを装備。組み立て済み完成品のため、箱から出してすぐに使える。
苦労してキャリブレーションを行う必要がなく、1.75mm径PLA/ABSフィラメントであればどのメーカーのフィラメントでも使用できる。初心者が使うエントリーモデルとして最適だ。
ビルドプレートの温度は50~100℃、ボーデンエクストルーダーのノズル温度範囲は180~260℃だ。本体ボディには耐久性の高いスチール製フレームを採用し、アルマイト加工を施している。造形サイズは120×120mmで、最小積層ピッチは50μmだ。
本体上部の持ち手部分を除いたサイズは390×390×390mm。本体下部にLCDスクリーンを備え、データはSDカード、USB、Wi-Fi経由でアップロードする。
スライサーソフトCuraが付属するが、RepetierやSimplify3DのほかGcodeを出力できるソフトに対応。データ形式はSTL/OBJ/DAE/AMFをサポートする。対応OSはWindows XP以上(32bit/64bit)、Mac OS X 10.6以上(64bit)、Linuxだ。
Monoprice Mini Deltaは、6月下旬までクラウドファンディングを実施。5月22日時点で、目標額3万ドル(約330万円)の5倍以上の約16万ドル(約1790万円)を集めている。2017年9月の出荷を予定しているが、出荷先はアメリカのみで日本への出荷には対応していない。