TO-MSは、AIを搭載したエッジデバイスで油圧ブレーカに搭載したセンサーの情報を分析し、その結果をクラウドサーバーに蓄積、活用／分析することによってリアルタイムで稼動状態を可視化すると共に、異常検知できる仕組みを構築できる。

これにより、最適な保守／メンテンナンスの実施や稼働率向上ができるようになり、製品のライフサイクルコストを低減につながるという。

センサーデバイスはスカイディスクの「SkyLogger」をカスタマイズし、油圧ブレーカの振動に耐えられるようにしたものを使う。またエッジデバイスとクラウドシステムは安川情報システムが提供する。

今回開発したセンサーデバイスによって可視化される項目は、「油圧ブレーカで打撃した連続時間、累積時間」、「打撃数／打撃力の設定不良」、「実行された作業詳細とメンテナンスの履歴」だ。

同社では今後、振動や衝撃に加えて高低温度下の耐久試験などを重ね、新たに開発したセンサーデバイスの量産化を目指すとしている。