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Raspberry Piでホームオートメーション——リレー、ADC、DACなど多くのI/Oを搭載するインターフェースボード「Mega-IO」

Raspberry Piにスタックできる基板に、載せられるだけの入出力を満載したインターフェースカード「Mega-IO」がKickstarterに登場、出資を募っている。

Mega-IOは、Raspberry Piに多数のセンサーやリレーを接続できるよう、インターフェースを追加するための拡張ボードだ。

photo 汎用基板を利用するイメージ

開発者によると、ホームオートメーションを構築する要件があり、実現するためにはゾーンヒーティング/ゾーンクーリング/散水用に合計24のリレー、ゾーン温度/土壌湿度の測定用に合計16のアナログ入力、そのほか人感センサーやセキュリティセンサー用に合計24のデジタル入力が必要となったという。これらをRaspberry Piと汎用のリレー基板やインターフェース基板を使って構築するのは、配線が複雑になりすぎて困難だった。

photo

そこで、上記要件をコンパクトに実現するため、オンボードに10A250Vのリレー×8、12bitDAC出力、12bitADC入力×8ch、フォトカプラ入力×8、オープンコレクタ出力×4、GPIO×6を実装するMega-IOの設計に至ったというのがこのプロジェクトの背景だ。Mega-IOを3枚スタックすれば上記要件は達成でき、複雑な配線も不要だ。最大4枚スタックできるスタックジャンパーと外部電源を接続する5Vパワーコネクターも備える。

photo Node-REDを使ったADC入力の例(サーモスタット)

各I/Oにアクセスするために、開発者が作成したコマンドラインユーティリティがダウンロード可能なので、リレーのオン/オフなどすぐに試せるだろう。また基本的な入出力をビジュアルツール「Node-RED」で制御する手順を解説しており、簡単なスクリプトで制御できる。プロジェクトページから、「D/A出力設定」、「A/D入力テスト」、「フォトカプラ入力」、「リレーテスト」のコードがダウンロードできる。

photo 3段スタックした状態

Mega-IOの予定小売価格は39ドル(約4240円)で、今なら数量限定の早期割引価格25ドル(約2720円)で入手できる。出荷は2018年3月になる予定で、日本への送料は6ドル(約653円)だ。

Mega-IOは、1万ドル(約109万円)を目標に10月2日までクラウドファンディングを実施する。

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