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ソニー、ロボット犬「aibo」を12年ぶりに復活——AIにより個性ある成長が可能に

ソニーが新型の犬型自律エンタテインメントロボット「aibo」を発売する。

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新型aiboでは、さまざまな動きを実現するために、小型アクチュエーターを自社開発し、合計22軸の可動部を設けることでなめらかな動きを可能にした。また、「多くの感情を繊細に表現できるように」と、瞳にはOLEDを搭載する。

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外観は丸みを帯びたデザインで、生き生きとした表情や躍動感のある動きを見せることができるという。また、動く瞳や個性的な鳴き声、耳や尻尾を使った体全体で表現するボディーランゲージを組み合わせた多彩なふるまいが可能だ。

加えて、ToFセンサー、PSDセンサー×2、感圧・静電容量式タッチセンサー (背中センサー)、静電容量方式タッチセンサー (頭センサー・あごセンサー)、6軸検出システム (3軸ジャイロ・3軸加速度)×2 (頭、胴体)、人感センサー、照度センサー、肉球×4と、多数のセンサーを搭載し、画像や音声の認識/解析にはディープラーニング技術を活用している。また、魚眼カメラによる地図作成(SLAM)技術も搭載する。

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これらの機能向上により、新型aiboではオーナーからの働きかけに反応するだけではなく、自らオーナーに対して働きかけることができる。また、オーナーの言葉の調子や表情、スキンシップの状態などからオーナーが喜ぶことを学んだり、周囲の環境を自ら把握して、行動範囲を広げたり状況に応じた行動もできるようになる。

さらに、同社独自のAI技術による学習で、さまざまな経験を通じて個性ある成長ができ、それぞれの個体のデータをクラウド上のAIが集合知として蓄積することで、さらに賢く変化させていくことができるという。

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外形寸法が約180×293×305mm(立ち姿勢、突起部除く)で重量約2.2kg。消費電力は約14W、約3時間の充電で約2時間の連続稼動が可能だ。

発売は2018年1月11日で、予約はソニーストアオンラインにて受け付けるが、11月1日予約分はすでに完売し、次回受付は未定とのこと。本体価格が19万8000円で、aiboの利用には月2980円または3年一括9万円(いずれも税別)の「aiboベーシックプラン3年」に加入する必要がある。

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