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ピンに部品を接続してブラウザ上でプログラム——IoTコントロールボード「obniz」

ブラウザ上でプログラムできるIoTコントロールボード「obniz(オブナイズ)」のクラウドファンディングがKickstarterで始まった。obnizは、組み込み電子回路やアプリの開発を手掛ける東京のスタートアップCambrianRoboticsが開発したボードだ。

obniz

obnizは、Wi-Fi経由で専用クラウドと連携して動くIoTコントローラー。APIでコントロールできるI/Oピンを12本備えている。全てのピンでそれぞれ最大1アンペアの電流を流せるので、DCモーターやRCサーボなどを直接接続して動かすことが可能。また、どのピンもAD/UART/SPI/I2Cとして使えるため、スイッチやセンサー類を自由に接続できる汎用性が高いボードだ。

obniz
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obnizのプログラミングはブラウザ上で行うため、ブラウザが動作する環境であればどのOS上でもプログラミングできる。PCやスマートフォンなどにプログラム用のソフトウェアやアプリをインストールする必要はない。

obnizをWi-Fiに接続し、I/Oピンにセンサーやモーターなどを接続してobnizのディスプレイに表示されたQRコードをスマートフォンなどで読み込むと、プログラミング用ページが表示される。ページ上でプログラムを編集して画面上のボタンをタップして保存すれば、すぐに実行できるようになるという手軽さだ。

obniz
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obnizの早期割引価格は2900円。出荷は2018年3月の予定で、送料は500円だ。クラウドファンディングは2018年1月20日まで実施。2017年12月22日時点で、目標額150万円に対して約32万円を集めている。

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