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3Dプリンターの防音防臭に——組み立て式3Dプリンターカバー「box3d」

3Dプリンター用防音防臭カバー「box3d」が、Kickstarterでクラウドファンディング中だ。

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box3dは、FFF(熱溶融積層)方式の3Dプリンターで使用するフィラメントが溶融する際に発生するヒューム(ガスや蒸気)や、造形中の騒音を室内に漏れないよう、3Dプリンターの上から被せて使う防音防臭用ボックス型カバーだ。

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上面には造形中に発生するヒュームを吸い出す排気ファンがあり、室外に排気するためのダクトや、有害物質を除去するHEPA/カーボンフィルターを装着することができる。壁面内部には防音材が貼られており、造形時の騒音を吸収してくれる。

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また、密閉型でない3Dプリンターでは、造形物が不均一に冷やされることでワーピング(変形)やクラッキングが発生することがあるが、box3dによって内部の温度を高く保つことができるため、造形品質を高める効果も期待できるという。

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「ultimaker 2/2+/3」などに適合する「box3d 350」と「MakerBot Replicator 2/2X」などに適合する「box3d 500」の2つのモデルがある。350の内寸(幅×奥行き×高さ)は350×490×580mm、500の内寸は500×560×580mmなので、使用する3Dプリンターに合わせて選択することになる。

box3dは組み立て式で、価格は350/500共に199ユーロ(約2万7000円)。49ユーロ(約6700円)の追加でHEPA/カーボンフィルター版に換えることができる。box3dの出荷は2018年3月の予定で、日本への送料は19ユーロ(約2600円)だ。

box3dは2018年3月3日までクラウドファンディングを実施するが、2018年2月2日時点で目標の5000ユーロ(約70万円)を既に達成している。

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